學蘭歌劇 帝一の國

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今回は『學蘭歌劇 帝一の國』を観ました。

 

第一章だけでなく第二章・最終章も観たのですが、一章ずつ書いていきたいと思います。
映画化もされてますが、私が観たのは舞台版の方です。

 

あらすじとしては、

  • 時は昭和。
    赤場帝一は「総理大臣になり自分の国を作る」という人生の目的と野望のため、全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生達が通う、日本一の超名門海帝高校の生徒会長になる事を決心した。政財界に強力なコネを持ち、海帝高校で生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。「ライバルを全員蹴落として、必ずここでトップに立つ…そのためならなんでもする…どんな汚いことでも…。2年後の生徒会長選挙で優位に立つには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっている。」

主人公の赤場帝一が生徒会長を目指しのし上がるために起こる周りとの競争・戦いのお話です。
原作の絵がとても綺麗で(耽美より)舞台ではメイクや見た目が結構映える感じになってます。
そして完全シリアス路線ではないです。たくさんの笑いどころを含んだ作品です。

 

歌とともに劇中のワンシーンの銃撃戦からはじまります。
「戦争 これは戦争だ まさに戦争だ」
これがまた耳に残るんですよね。帝一の國で歌われる曲は印象的なものが多いです。

 

まず生徒会に繋がるためにはルーム長にならなければなりません。まだこの時は後々帝一の黒い部分が出てませんね。猫かぶってます。笑
親友の光明とは中学の頃から生徒会長と副会長で名コンビ。
光明がかわいいです。ずっとかわいい。

 

菊馬とは小学生の頃からライバル関係で因縁のという感じ。
帝一の父と菊馬の父もライバル関係で昔会長選で負けていて、積年の思いを子供に託しているというのだから自分の夢と父の悲願もあって生徒会長への思いはとても重いものなんでしょうね。
なぜ生徒会長にそんなに拘るのか、政界進出を夢見るのか。この時点ではまだよくわかっていませんでした。
彼女の美美子と話している時にその中で、人はいつか死にものぐるいで戦わなければならない時が来る。大学受験や就職活動。帝一にとっては今がその時。と語っていたのです。
この話はまたあとで出てくるのですが、その時にぐっと納得できました。

 

その後帝一は順当にルーム長に。
また一人重要な人物が出てきます。大鷹といって外部生でルーム長になった外部受験のトップ。とにかくいいやつ。
父親を亡くし働いている母親のかわりに家のことをやっていて、兄弟が多く苦労してるけど苦労だと思っていません。高校は行かなくても良いと思っていたが勉強させたいと言ってくれた人がいたため海帝に入ったのです。
邪心のないどこからどう見ても良い人の代表格みたいな人。
そんな大鷹にライバル心をもつあまり帝一は心が荒れ、美美子との関係もぎくしゃくしてしまいます。

 

 

海帝では高校生ながらも派閥争いがあり、1年生である帝一は2年生の会長候補の誰につくかで悩むのですが、氷室が会長の座に近いと思い下につこうとします。
氷室はキャラ的に絶対に生徒会長になれる器ではないんですけど、力と行動力がありますからね。

 

生徒総会の準備中に菊馬の妨害にあい任された仕事を全うできなくなりそうになります。
急いで持ち場に駆けつけ、落とされそうになった校旗を守り奮闘。さらに妨害にあうけど大鷹が助けに来て事なきを得ます。ここで友情が芽生えたか?と思いましたが簡単にはいかなそうです。

 

ルーム長合宿が始まり、その合宿は最後の一人になるまで模造銃で撃ち合うというもの。これが冒頭シーンに繋がります。
大鷹は生徒会長には興味がなく周りがどうしてそこまで熾烈な争いを繰り広げてまで、汚い手を使ってまで生徒会長になりたいのか疑問を抱いています。
たしかに一介の高校生の生徒会長に…とは思うのですが親や先生の裏の動き、今までそうして政界進出したOBと考えると野望を持つ人達にはたまらないものでしょう。大鷹はそのことをしらないようで、外部受験だから知らないんですかね。

 

大鷹は撃ち合いを避けてるうちに2年の森園と会います。ちょっと気が合う様子。
副ルーム長が撃たれて試合を無効にするために大鷹は戦いに参加することに。森園はその姿を見て大鷹を気にするようなります。
副ルーム長に銃を持たせていた大鷹は銃を持っておらず、一方銃を戦いで奪っていた帝一は大鷹に生徒総会で助けてもらった借りを返すと言って一丁渡すことに。強い嫉妬心を持ちつつ貸し借りはしっかり精算するところはちゃんとしてるんですけどね。友達になれそうでなれないんですね。
こっそり応援に来ていた美美子と大鷹が出会って、お互いに心惹かれてしまいます。帝一はどうした美美子。
美美子を逃がす途中で帝一と遭遇し、帝一はその近い距離感に動揺し怒ってしまいます。戦いの最中だからと送るのも拒否し、その場に残してまた戻っていくのですが、そういうところだよ帝一、と今後もハラハラする言動が見え隠れしてきます。

 

光明が帝一がクビから下げているお守りに気づき見てみると暗号が。父が30年前から1発の弾を隠して託していました。その1発を氷室の心を撃ち抜くために自分に向けて撃ちます。
あざといほどの忠誠心を見せて誰もが氷室が勝ったかと思ったところで森園が登場。会長には興味ないが負けず嫌いな森園は氷室を倒す。
会長選も風向きが変わってきたように見えたところで一幕は終わります。

 

 

二幕は歌とダンス始まり。

なんだかモラトリウムを感じさせる曲。これも好きな曲。
美美子とのデートではギクシャクしてる様子。美美子は帝一といても大鷹のことが頭から離れません。
ちょっと美美子にたいしてなんとも言えない気持ちになるのですが、確かに帝一は裏もある人間なので、新しく出会った良いところを詰め込んだ大鷹に惹かれてしまうのもわかる気はします。

 

氷室のために海帝祭の開会式で挽回させてほしいと頼み任されることになるが閉会式は菊馬にやらせるとのこと。二人を競わせて様子を見るんですね。
帝一の開会式はふんどしで(エア)和太鼓。尻太鼓は海帝名物らしいです。笑
客席にも降りていき、会場は大盛り上がりしてました。あれは楽しそうでした。
和太鼓パフォーマンスは大成功。しかしもうひと押しほしいと言われます。
他の候補者の草壁を会長にも本人にも知られずに潰すように言われ、失敗すれば帝一はクビになる
氷室は野心が大きすぎて捨て駒のように人を扱うので生徒会長にはきっとなれないんだろうなと思いました。自らを犬と呼んで付き従う帝一を見てるのもちょっとつらい。

 

美美子が帝一に内緒で海帝祭に訪れ大鷹と行き合い、また帝一と鉢合わせる。
正直またこの展開かとも思いましたが美美子の揺れ動く気持ちと大鷹との関係性も見どころなので仕方ないですよね。
帝一は帰るように言い、邪魔をしないでくれとはねつける。
それに大鷹はもう少し美美子に優しくするように促すけどそれすらにも苛立ちを隠せません。
いずれ自分が会長になった際には副会長にしてやるから美美子には近づくなと叩きつける帝一と、条件はのめないし政治に興味はないと言い切る大鷹。友達だと思っていたのに帝一は友達だと思ったことなどないと切り捨てます。
いい仲間になれると思うんですけどね。色々と奔走してうまくいかないことも多い帝一といいやつすぎる大鷹の気持ちがどちらもわかります。

 

大鷹はやはりそんな周りを理解できず思い悩むのですが、先生から学園祭さえ政治の道具にされるなかで海帝を変えてほしくてルーム長に任命したと聞きます。たしかに外部受験のトップで何にも染まっていない大鷹は起爆剤になるかも知れませんね。

 

催し物の1つの大パフォーマンス大会が始まります。少し小ネタを挟んで(たぶん日替わりネタ?)話が進みます。
草壁を邪魔しようと準備をしてる中で大鷹が止めに来る。
そんなことをしたら菊馬と同じになる。そして自分はやっぱり友達だと思っていると。
大鷹に妨害を阻止されてるうちに草壁のパフォーマンスも大盛り上がりのなか終わり、結局失敗に終わりました。草壁のパフォーマンスはなにをしたのかはわからないんですがそんなに盛り上がる1発ネタはなんだったのでしょう。笑

 

菊馬の用意した閉会式は打ち上げ花火。氷室はそれを気に入り、そして大鷹を取り込むために卑怯な策を入れ知恵されていた。
花火をみながら光明の心の内を聞き二人の絆を確かめます。
純粋に帝一を信じ、信頼している光明。殺伐とした中でもこの二人の絆は心温まりますね。
視線を移すと大鷹と氷室が対峙してます。
大鷹には亡くなった父親の借金を抱えていて、氷室は自分に票を入れれば楽にしてやれると脅しをかける。
とことん卑怯なやつだなと思いますよね。そんなに一票のために家庭環境に土足で踏み込んで揺さぶるかと怒りさえ湧いてきます。
大鷹は家族を思い一瞬揺れるけど、そんなことを言い出すことを許せず氷室を殴りつけ、反逆の意を示しました。
殴り合いになったところで帝一が止めに入るのですが、氷室をかばおうとする姿勢。
なぜそんなに卑怯な真似までして生徒会長にこだわるのかと問いただすところで最初の方に美美子に言っていたあの言葉。
人はいつか死にものぐるいで戦わなければならない時が来る。大学受験や就職活動、結婚かもしれない。自分にとっては今がその時なのだと。
人生の岐路にたった時に戦うか逃げるかで一生が決まる。自分にとっては今戦うとき。それのなにがいけないのか。
心からの叫びに、それを見ていたみんなは帝一は純粋に死に物狂いで戦っているだけなんだと気づきます。
目の前の戦いに必死に自分の力を尽くすだけ。
最初の方ではそこに重きを置いてなかったのですが、こんな思いで帝一は夢を持っているんだなと思うと、滑稽にも見えてた彼の必死な姿に心動かされるものがありました。
そして話の続きが気になるところで終わります。

 

 

EDではキャスト全てが揃い歌とダンス。
曲終わり頃に一人ずつ花かごを持って客席に一礼をした後、花かごに忍ばせていた銃を放つという演出が気に入ってます。

 

 

最終章まで揃ってから見れたので良かったですが、これはリアルタイムで見てたら続きが気になってしょうがなかったと思います。
いくつか配信サイトにもありますので気になった方はまとめて見てみてください。

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