Messiah メサイア -銅ノ章-

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今回は、
Messiah メサイア -銅ノ章-
を観てみました。

 

  • メサイアはメサイアプロジェクトという小説・漫画・舞台・ドラマ・映画とメディアミックスされて幅広く展開されています。
    今回の銅ノ章は舞台の1番最初のお話。

 

鐘の音が鳴り響く中、青年・鋭利が複数の敵に襲われてます。
この鐘が鳴るとあぁメサイアだなというくらい象徴的な音だったりします。
物語をつぶやく。その物語は今回の銅ノ章に深く関わっていくもの。
一人きりの孤独な戦い。そこに銃声が鳴り響きます。
もうひとりの青年・珀がパック飲料片手に助けに現れます。
これでイーブン。

OP、颯真と柊介も登場しいわゆる1世代目のメサイアの始まりです。

場面が変わって朝。
けたたましく鳴るのは珀の目覚ましで、これは朝に相当ストレス抱えそうですね。
鋭利はエアガンで止めるのですがスヌーズやら珀のと自分の目覚ましが交互に鳴ってエアガン乱れ打ち。これでもなかなか起きてこない珀。
起きてきた珀と鋭利は言い合いを始め…鋭利と珀はまだ馬が合ってないんですね。
目覚まし以上にうるさいと柊介と颯真に言われさらに憤慨。
シリーズの初期の頃だから鋭利がとても子供っぽくてオーバーリアクション。現在の鋭利が結構落ち着いてるので比較すると成長してるんだなと思います。この頃は子供扱いされてますし。
対して珀は部屋が散らかり放題。捨てろと片付けろと言われてもゴミじゃなくて全部大切な思い出なんだとはねつける。
ちなみに珀は留年しています。
颯真と柊介は二人の様子を見てやれやれといった感じで。でもこの二人も今は仲がいいが昔は…。

 

追われる男と追う男。そしてもうひとり。大場、周、三栖がちらりと登場。
初見ではチャーチ側と全く違う様相なので、ちらりと出てくるだけではこの3人の関係性とか立ち位置とかはまだわかりません。

 

一嶋係長。とても嫌味な性格。一嶋係長も最初はこんな感じだったんですよね。今後章や刻が進むに連れて人間味が増していくんですけどね。

 

周、三栖、大場再び。彼らは評議会という組織にいるテロリスト。
周が大場にかめはめ波出せと迫るけどなぜかめはめ波。いや、情報出せというのがラリってることで。
支離滅裂な周もとてもおもしろいんですけどね。
全ては国のせい。そして自分たちは腐ってる世の中を変える革命家。

 

咲いて散るのみの存在。それがサクラ。
次の課題が進級試験。合格すれば最終年度。卒業すればプロのサクラとして単身北方連合へ行くことになります。
入学時には30人いたのが2年には15人に減り今は鋭利・珀・颯真・柊介のたった4人。…演習してた候補生たちは後輩でこの数に入ってないってことで良いんですよね。
今まで任務に失敗して2人帰ってきたが生還者は0。一嶋係長が語ることを珀はなにか知っているみたいですがここではまだ明かされず。
課題は情報を得ることと三栖の捕獲、もしくは抹殺。

 

逃げる大場と相変わらずラリってる周。それと三栖。
桧賀山がここで登場。評議会の一員でジャーナリストなのですが、評議会はわかるけど一般のジャーナリストには見えない…。
同じく評議会に属しながら三栖と桧賀山はお互いに消したいと思ってるみたいですね。

 

再びチャーチで目覚ましに悩まされてる鋭利は珀に弄ばれてるかのよう。また大騒ぎです。
お前の夜泣きの方がうるさいと珀は物語の読み聞かせをするのですが、登場人物はおじいさんとおばあさんと謎のボブ。
颯真と柊介は騒ぐ鋭利よりもボブが気になっています。そりゃ気になりますよね、突然のボブって。
暴れる鋭利は3人を置いて出ていってしまいます。
あとを追いかける柊介と残される二人。
鋭利は自分の価値観でしか歩み寄らない。互いのペースを理解した上でメサイアが成立する、と珀は考えているみたいです。
たしかにここまでの鋭利と珀はお互いのペースを考えず自分がとなってましたからね。歩み寄り大事です。
一方鋭利と柊介。相変わらず騒いで暴れて、メサイアを変えてほしいと一嶋係長に直談判まですることに。

 

珀には2人メサイアが過去にいたことを知る。
でも鋭利はそれと俺となんの関係があるとつっぱねますが、それが自分の意志だけを訴えて相手を無視していると指摘されます。
柊介は颯真と妥協ではなく知ることで歩み寄れた。相手を背負うこと相手に委ねること。それは勇気がいるけど必要なことだと諭します。

 

一嶋係長へ桧賀山が連絡したシーンがあり、その後で大場は桧賀山を慕っている様子がわかるのですが…。
以前に周から携帯を壊されただろうとということで新しく渡されます。喜ぶ大場と企み顔の桧賀山。

 

進級試験が開始されます。
貸し借りは作らず任務中に返すこと、というのがそう言い含められてるからではなく初代4人は大事にしてる気がします。
分担をしていると鋭利は珀と援護射撃に回されたのが気に入らないよう。
メインとかサブとかは関係ないと窘められるけどメサイアとして使えないと言われたも同然。
鋭利は珀に能動が強すぎて受動に弱いと指摘され、渋々ながらお互いを知ろうと初めて珀の方へと歩み寄ろうとします。
付き合いたてのカップルかと思わず突っ込んでしまわれるくらい本当に相手のことを知らなかったんですね。
しかし会話が続かない、盛り上がらない。
とくに家族の話はお互い過去が重すぎて盛り上がりません。
まだここでは深く触れられてませんが、サクラ候補生になるには過去にはつらい経験と絶望があるとわかっていてもこの二人はなかなか重いものを抱えてます。
珀と別れて鋭利がポケットから出したものとは。

一方その頃、仲良しな颯真と柊介。
くまガオー!颯真がくまに襲われるのを想像しただけで笑いが止まらなくなる柊介も大変おかしいですが、二人が楽しそうにじゃれ合ってるのが微笑ましいです。顔文字ポーズとかまでしちゃう柊介がなかなかキャラ崩壊。
そんな柊介を見て、お前も変わったなという颯真の表情も優しい。
二人の話については舞台上でも言ってますが詳しくは映画、 Messiah メサイア -漆黒ノ章- で確認を。
ふとした柊介の疑問、珀の夏でも長袖な理由…昔の傷を隠してるという話に。

 

暴力を受ける珀。子供の頃の回想の始まり。
暴力が落ち着いて、兄から元気が出る物語を聞く姿は今のマネキンのような珀ではない子供の表情。
生き抜く方法を教えられるけど、子供にはとても酷です。それでも頷く珀に心が締め付けられます。
いじめられて泣いてる女の子に元気が出るお話をしたらありがとうと言われ俺も役に立ったと喜ぶ。でもまた引っ越しするのでした。ここにいたい、友だちができたのにと訴えても子供だけの力ではどうにもならないですもんね…。
引っ越しすることをおっちゃんに知られて兄が何度も殴られてしまいます。
このままでは死んでしまうと助けるために珀が後ろから殴りかかり男が倒れます。そして兄も男を殴り、お前一人のせいじゃないと二人で遺体を隠すのでした。
その後、兄は珀の前からいなくなってしまいました。
そこへ一嶋係長が現れ、一人は怖いですか? と問います。
それは怖いだろうと思います。学校にも通っていなく、唯一のコミュニティである家族も失ってしまったのですから。
兄は外国人連れ去られ、厄介なところにいると言います。
しかし一嶋のところに来ればいつかあえるかもしれない。戦うことになるかもしれないけれどと言われ…チャーチに来るまでの珀の過去が明らかになりましたね。

 

任務中に思い出していたようで、我に返っても動揺を隠せないでいます。
任務は順調に進んでいたのですが颯真のヘマでカラチョフの敵に囲まれることに。
鋭利が狙撃していくけれど敵がなぜか倒れず。
三栖と周まで現れ、桧賀山は鋭利の狙撃の阻止。
苦肉の策として颯真を置いて退避するしかありませんでした。

 

周が情報を吐かせるために颯真を殴るけど決して吐きません。
痛みを伴う革命は必要、手を貸せ情報をよこせ、国を思うなら俺たちに未来をかけろと語りかける三栖。テロリストにはテロリストなりの、三栖なりの理想や思想を持って国を思っているのです。
周は周で家族になにか問題がありそうな様子。

 

場面が移り変わっていきます。

 

敵は人間兵器。薬物投与でゾンビ化したG。
メサイアの最初の難敵ですね。

 

鋭利の過去。
妹が元気の出る物語をもらって帰り、鋭利の分、と物語の書かれた紙をプレゼントします。まだ幸せな家族がいた頃。
一転して燃え盛る家を呆然と見つめ、家族を呼ぶ…一家の惨殺。
それだけでもつらい過去を持っているのに、コリアンマフィアに拾われ、ボスが亡くなった時には鉄砲玉として敵地に乗り込み銃弾を5発も体に受けることに。それでも死ななかった恐ろしいほどの悪運を抱えているのでした。
鋭利の元にも一嶋係長が現れ死ねないなら死ななければいいとサクラ候補生になることを提案しチャーチへと。

 

前半の割と明るいネタ込みの話の進み方から打って変わって鋭利と珀の過去がわかってきましたが思ってたよりも重い。謎だらけながらも二人にのしかかる絶望が深いことがつらい。

 

柊介と鋭利
過去の任務に失敗し生還できずに戻ってきたサクラ2人は珀のメサイアでした。一嶋係長がこのことを話していた時に様子が違っていたのはこういうことだったんですね。
チャーチはメサイアを組まないと卒業できないのですが、珀はこのことから他人との距離を怖がり近づかれるのを恐れているのです。
鋭利との距離も死なせるのが怖いと恐れてるからなんですね。
珀の記憶力がいいことは忘れることが出来ないという方が正しく、これもひとつのトラウマだろうと。
珀と鋭利、死なせてしまう男と死なない男。
運命でつながる唯一かもしれません。

 

最終ミッションが始まりチャーチにはGが侵入。
ここで見どころは一嶋係長の戦闘。
一人で群がるGを倒し、その流れるような動きがとても格好いいんですよ。
貫禄を感じるその姿はさすが指導者であり先輩サクラ。

 

敵地へ乗り込む直前、颯真は魂の半分でありいないと自分の魂が死ぬ、分かち合うことがまだたくさんあると柊介は語ります。
この場で珀に改めて向き合う鋭利。
俺はお前の運命に勝つ
俺は失われない
そこでメサイア惨殺は兄のこっちへ来いというメッセージなのだと打ち明けます。
それを一人で抱えてたのは次のメサイアを、鋭利を失うのが怖かったからなのでしょう。

 

柊介を信じる颯真はどんなに殴られ詰め寄られても口を割りません。
そこに3人が現れ助け出しやっと4人が揃います。
戦闘中に颯真が意識を失ってしまいますが声をかけ続け信じる柊介。
お互いを信じ続け、魂のつながりとはこんなにも強いものかと思います。
鋭利も委ねること、分かち合うことを目の当たりにして心が動かされていきます。

 

桧賀山が兄のことを知っていると話し出し、そこで北方と繋がっていることがわかり三栖と対立します。
サクラ対評議会
評議会対北方連合
サクラ対北方連合
対立構造が複雑に。
なおも珀へと兄の話を聞かせる。そこにいても救われない、頼まれて迎えに来たと。
元気の出る物語について話し始めたとき、鋭利は珀と妹とのつながりに初めて気づくのでした。今の自分たちにつながるそれぞれの過去の出来事。

 

どっちにつくのが得かわかるよなと周を脅し三栖を拘束させるのですが、隙をついて桧賀山に殴りかかる周が今までと様子が変わります。
ウザいな、の一言からガラリと切り替わる。キレてる演技とてもいいです。
大場が騙されていたとわかり切り捨てられるのがものすごく非情。逃げ道を残してやっていると見せかけて始末するやり方も残忍です。とことん悪人。
同じ敵側の括りでも三栖と桧賀山では立ち位置も思想も明確に分かれています。
助けを乞わない三栖と手錠を外しに来る周。
お前にとって俺は手駒かとの問に今は死なれちゃ困ると返す。
伴って去るときの周の表情の変化が一癖あるようで気になるところです。

 

桧賀山に撃たれ瀕死の鋭利。
珀にまだ誘いをかけるけれど、はっきりと兄は生きる糧だったが鋭利はこれから生きるために必要な存在だと言い切ります。これ以上の痛みはいらないと。
息も絶え絶えな鋭利とそばを離れない珀。颯真と柊介と共に。
卒業したらいっしょに珀の兄に会いに行く。
卒業したらいつかお前を助けに行く。その時まで生きろ。
卒業したら…。
お前は俺の半分 俺だけがお前の半分
お前は失われないと約束した
必ず助けに行く 元気の出る物語をつぶやいてろ
魂のつながりを確認できた二人ができる、メサイアだからできる約束。
今度こそ4人で脱出へ。

 

三栖は桧賀山にチャーチ壊滅まで動いてもらうと言われ、お互いにお前は俺が消すと思っているようです。
周はラリっていたのは演技で、フリの方が動きやすいと考えていた。
俺が助けられたのも事実と三栖は言うけれど、周はまだまだ死なれちゃ困ると言うだけ。
周の腹の中が見えないし今は構築されていない二人の今後の関係性が気になる終わりです。

 

チャーチでは満開の桜が舞う中で退院祝いだと4人がたたずんでいます。
よく生きてたなと言われても鋭利と珀は心配してなかったと返す。
鋭利は、

死ぬのが怖いわけじゃない
存在する意味がなくなるのが怖い

卒業後を思いそう考えついたみたいです。

存在する意味、そのための半身
二度と会わないかもしれない
でもこの世の何処かに半身がいる
自分に残された存在の意義
互いを生かすために生き続けなきゃいけない

それがメサイアのシステムだとわかった上でそれぞれ違いのメサイアを魂の半身と思って生きていくことは救いなのでしょう。
もうどこにでもあるような日常には触れることはできないし、卒業したら孤独が待っている。
死んだほうがマシだと思うことも多いだろうけど、その悪夢みたいな光景を繰り返そうと語ります。もう一年メサイアの意味をみつけ分かち合おうと。

 

ED
キャストさんが再び出てくる時に一嶋係長が脚の設定大事にしてるところがとても良かったです。役を大事にしてくれてるなと思いました。
最後の鋭利と珀の拳ゴツンはこの先も受け継がれていくのでした。

 

銅ノ章より前のストーリー、漆黒ノ章

颯真と柊介のお話はこちら

舞台はハードル高いけど映画なら…という方に

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